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いつもどこかを航海中。
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『海賊黒パンと、プリンセスに魔女のトロル、2ひきのエイリアンをめぐるぼうけん』
ガーズ・ニクス(Garth Nix)作 原田勝訳
主婦の友社 ¥1600+税
2008年9月10日初版発行
ブックデザイン:城所潤
イラスト:Brian Biggs

短編集
「海賊黒パン」
ピーター少年が海賊ネズミに盗られたDVDを取り戻すため、ネズミ達の国ネバーワールドへ行き史上最悪の海賊、通称黒パンと戦ってまた帰ってくる話。

「王女と怪獣」
空想好きのクロリンダ王女は冒険を捜し求めているうちに、魔法で動く巨大な機械仕掛けの怪物に飲み込まれてしまう。魔女トロルの操るロボットだと思ったら、実はそれは王女の大おばさんデージーのものだった。

「発明家ビル」
バナナの皮にくるまれて道に捨てられていた赤ん坊のビル。ゆくえ不明の子供たちのためのヤカマーシン・ホームで幸せに育ち、発明好きな少年へと成長する。彼を養子にしたいと色んな人が尋ねてくるが、それが海賊だったり魔法使いだったり宇宙人だったり。そんな人たちの養子になるのが嫌なビルは、発明好きが幸いしてなんとか難を逃れ、最後には本当の両親が迎えに来てくれる。

「セリーナと海ヘビ」
事故によりスパコンの知識が全部脳に写ってしまったセリーナ。優秀な頭脳を持った彼女が次々に船を難破させる海蛇をどうにかしようとする話。実際海蛇に会ってみると彼はいいやつで、今まで生贄にささげられた少女達は海蛇の魔法によってペンギンメイドとなり楽しく暮らしていた。セリーナは解決策を考え、最後には丸く収まる。

●   ●   ●

とんでもない生き物や信じられないような場所が出てくる物語が好きだという筆者の言葉どおり、短いながらもワクワクがつまった物語でした。うんうん、子供時代にこういう話に出会えたら楽しいだろうね。特に空色文庫を読んだあとだったからより強くそう感じました…。読む順番逆じゃなくてホント良かった。

特に海賊黒パンは洒落が効いていて、読みながらニヨニヨしてました。話的にもこれが一番好きかな~。海賊掃討のため航海中の海軍艦船ダリンクルリ号のネズムス艦長が中々かっこよかったです(笑)
有名な魔術師レオナルド・ネズンチの発明品、異なる世界を繋ぐワールドホールを教えてくれる特別な魔法の太陽系儀オーラリ。この設定大好きだ。私も行きたいよネバーワールド。

挿絵もとても好きな絵柄。全体的に良い本でした。

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『空色文庫』中島かれん
文芸社 ¥1200+税
2007年12月15日初版発行
カバーデザイン:佐藤千恵

異次元に繋がっていると伝説のある空色図書館。
10歳の少年アニーが異次元へ迷い込み勇者としてガーリーを倒す話。

…正直読んでいてツッコミどころが多すぎてイライラしました。展開・言い回し等、無茶苦茶じゃねぇか!え?これで本が出せるなら私にも出せそうとか思うくらい稚拙さが目立つお話でした。
そしたら最後にこの作品は筆者が12歳の時に書き上げた物語という一文が…ズコー。

この作者、2009年今現在もまだ中学生か高校生くらいだ。12歳でこれを書き上げたっていうのは確かにすごいけど、まあ自分が親だったら子供に読ませないなこれは…。好きな人はスミマセン。もしかしたら同世代の子が読めば面白いんだろうか。大人がコレを読むのはきついな。所々面白いなと思う発想もあったけどね。

タイトルと本の装丁に惹かれて借りた本だったけど、時間を無駄に過ごした感が…(苦笑)

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『千年王子』長野まゆみ
河出書房新社 ¥1100+税
2001年6月20日初版発行
装画:長野まゆみ

ワールド・ツアー校/生まれ変わり/
Cyn・thi・a(シンヤ=ルナシオン第二王子)=エリルシオンの繰り返す生を見守る王子
E・lys・ion(エリユシオン=極楽)→リヨンとして14年だけ生きることを許された妻
Luc・i・a(ルカ)アル・ファラの使いの水蛇?約束の子?シンヤから生まれてはアル・ファラに捧げられる子

シンヤはエリユシオンに逢いたいと、エリユシオンはシンヤを千年の後に甦らせるようアル・ファラに願った。
シンヤからルカが生まれ、ルカからシンヤが生まれる?
レイジはアル・ファラ自身?

うおおおお~この話難しい…。読みながらこれは私の苦手な舞台設定だと思っていたけど、話自体もたいぶややこしい。これはもう一度読まないとちゃんと解らないや。もう一度読んでもちゃんと解るか謎だけど…。
教官のシンヤに魅かれてしょうがない私も大概趣味悪いよ~。

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『月を探す』井口サキ
新風舎 ¥1400+税
2007年9月1日初版発行
装画:出口敦史

詩人になりきれなかった佐山街人と、古本屋で出会ったサキとの話。

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